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ゴルフライフ

【マメ知識】ヘッドカバーの楽しみ方

2017/7/6

◆日本人発のヘッドカバー

ヘッドカバーを発明したのは日本人だと言われています。
20世紀の初頭、鈴木商店(のちの日商岩井)の伝説のロンドン支店長の高畑誠一氏が、ウッドのクラブを傷つけたくないと、お古の靴下を被せたのが始まりで、すぐに毛糸で編まれたヘッドカバーが作られて、それを見た洒落たゴルファーたちが欲しがり、名門ゴルフ倶楽部の売店で扱うようになりました。

約100年が経過して、ゴルフ用具史上で現在が最もヘッドカバーが充実しています。 あのバブル期でさえ、ヘッドカバーにこだわりがあるのはごく一部のゴルファーだけで、市販されているものの大半はキャディーバッグとセットで作られたものでした。
ウッドクラブの素材がパーシモンから金属になっていく中で、ドライバーとフェアウェイウッドがセットという意識が薄れてました。5番までしかなかったウッドの種類は増えていき、メーカーはウッドのクラブにはオマケとしてヘッドカバーを付けるようになって、ヘッドカバーは完全に単品で選んでいく時代になったのです。



◆ヘッドカバーはアクセサリー♪


ヘッドカバーの機能は、クラブヘッドを保護することで、それは生まれた瞬間から現在まで変わりません。しかし、その機能を追求してヘッドカバーを選んでいるゴルファーは皆無です。
『クラブを買ったら付いてきたから』『可愛いから』『プレゼントされたから』『カラーが気に入ったので』 様々な理由はあると思います。いずれにしても、ヘッドカバーはゴルフ用具の中で、ゴルフウェアのように少し特別なのです。

この10年ぐらいで市民権を完全に得たのが、キャラクターのヘッドカバーです。 タイガー・ウッズが虎のヘッドカバーをして快進撃した2000年代から徐々に増えて、2010年代からはどこのゴルフショップに行っても、何らかのキャラクターのヘッドカバーが置かれているようになりました。

僕は1990年頃からキャラクターのヘッドカバーを使っています。ただし、キャディー付きのプレーのときは普通の小さめのヘッドカバー替えてコースに行くようにしています。プレー中、クラブを使用していないときに、ヘッドカバーを外したままにして欲しくないからです。
大きなヘッドカバーは、キャディーさんの仕事の邪魔になります。自分の趣味嗜好で迷惑をかけるのはゴルファーとして問題があると考えているので、邪魔にならないヘッドカバーにするのです。上手なケースバイケースは、上級ゴルファーの証明ですから当たり前のことで、これも一つのヘッドカバーの楽しみ方といえます。

ぬいぐるみのようなヘッドカバーを使っている理由は、中身の綿が多く入っていて、ヘッドの保護としての機能が優れていると考えたからです。
使い出してみると、別の要因で重宝するようになりました。10数年前からしばらくの間、僕は酷いドライバーイップスに苦悩しました。ゴルフをやめようと考えるほど、プレー中に落ち込んているときに、ヘッドカバーに何度も癒やされる経験をしました。
ヘッドカバーのキャラクターは、いつも「ドンマイ!」と励ましてくれました。



◆ヒーリング効果のあるヘッドカバーでノーストレスゴルフ

メンタルトレーナーや脳科学者も、ヘッドカバーの癒やし機能が有効だと認めています。 軟らかい素材が手に触れて、それを撫でたりすることで、脳内に反応が出るだけではなく、心拍数が落ち着いたり、血圧が下がったり、呼吸が深くなったりする効果があるケースがあるからです。
ちなみに、キャラクターのヘッドカバーでなくとも、応用すれば軟らかい素材のヘッドカバーなら同様な効果を得ることができるそうです。

憧れのヘッドカバーは所有欲を満たしてくれます。見栄は、ときにゴルファーのモチベーションを上げる最高の燃料になります。
ヘッドカバーの可能性は、今後、もっと広がっていくかもしれません。 21世紀にゴルフを楽しむゴルファーとして、貪欲にヘッドカバーについてじっくりと考えてみましょう。自分らしいヘッドカバーはゴルフを間違いなく楽しくさせる力になります。



篠原 嗣典

中1でコースデビュー、以来27歳まで競技ゴルフ一筋。
2000年メルマガGolfPlanet創刊。2012年GolfPlanetが電子書籍に。小説家としても活躍。
知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。

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