【マメ知識】能あるゴルファーはピンフラッグを大事にする

2017/8/3

『ウェッジ美人』という隠語があります。
100ヤード以上離れて見ていれば美人ゴルファーに見える、という意味です。馬鹿な男子の戯言で、真剣に取り合う価値はないものですが、ゴルフは無限に面白い反面、底なしに残酷だったりしますので、色々と注意が必要です。



◆誤魔化しやすくバレやすい・・・・


誰でも自分をよく見せたいものです。もちろん、人を不快な気持ちにさせないように努力することはゴルファーの心掛けですから、そういう意味ではどう見えるかを意識することは悪いことではありません。
ゴルフウェアによって、好印象が何割増しになるのかは、明確にはわからないですが、そういう部分まで楽しめるのは21世紀にゴルフをしている者の権利です。思いっ切り楽しむのが正解です。

ゴルフが残酷なのは、ゴルファーが望まなくとも、自らの本性をさらけ出してしまう特性があることです。
人間は自分を良く見せようという本能があります。だから、どうしても見栄を張ったりしてしまいます。

しかし、ゴルフでは口先だけだったり、中身が伴わない場合は、必死に繕っても露呈してしまうものです。それも、多くの場合で、本人には自覚がない状態で晒されてしまうのです。ばれていないと誤魔化していることまで、丸見えになってしまうので、こんなに恥ずかしいことはありません。
無駄な抵抗はせず、謙虚に自分を認めてもらうための先人たちの工夫が、エチケットマナーなのです。



◆ピンフラッグは、グリーンにとって凶器です。

例えば、場慣れしていて、ゴルフをよく知っていると思ってもらいたい、と考える人はたくさんいます。
ティーの周辺とグリーンでは近くからお互いの立ち振る舞いを見せ合うことになります。そういうときこそ、見栄の張り所だと勘違いしてしまうのです。

ピンフラッグをサッと抜いて、ポーンと投げて、パットに集中することがカッコ良いと思ったり、ホールアウト後も、いかにも慣れている風を装って、片手でピンをサッと戻したりしてしまうのです。ベテランに見られたいおじさんたちに多く見られます。不幸にも、そんな先輩にゴルフを教わって、そういうものだと勘違いをしてしまう人もいます。

グリーン上の立ち振る舞いは、ピンフラッグが見える距離からなら遠くともよく見えます。ゴルフをすればするほど、「あっ!」と手元が狂ってホールカップを傷つけてしまう経験はするものです。ピンフラッグは整備されたグリーンにとって、凶器にもなるのです。

ゴルファーとして尊敬される人ほど、ピンフラッグを丁寧すぎるほど丁寧に扱うものです。滅多に起きない失敗も、そういう立ち振る舞いならゼロにできるからです。尊敬されるゴルファーは知っているのです。ピンフラッグが凶器になることを。慎重に扱っていることで、何ら損することはありません。ゴルフを本当に知っているなら、場慣れして適当にピンフラッグを扱って、万が一にでもコースを傷つけたりする可能性がある立ち振る舞いをカッコイイとは欠片も思わないのです。



◆マナー美人はゴルフ美人

能ある鷹は爪を隠す。
場慣れした風を装って、素早いが軽率な立ち振る舞いをするのは、ケースバイケースでは逆に未熟の証明になります。初心者に求める慎重さを必要があれば自ら実行し続けることこそ熟練の境地です。

ゴルファーとして美人だと評価されることは、容姿よりも立ち振る舞いです。少なくとも、ゴルフの神様はちゃんとみてくれていますし、ご褒美もくれます。
ピンフラッグを両手で、丁寧に扱うことから始めてみましょう。ランクアップしなければ見えなかった風景が見えてくるはずです。どんな距離からでも美人に見えるゴルファーになるのは簡単です。



篠原 嗣典

中1でコースデビュー、以来27歳まで競技ゴルフ一筋。
2000年メルマガGolfPlanet創刊。2012年GolfPlanetが電子書籍に。小説家としても活躍。
知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。

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