【マメ知識】フェアウェイの意味を知って夏ゴルフを制する!

2018/7/05

来年(2019年)、ゴルフ規則の大改革があります。100年に一度の大改革と言うぐらいですので、書き切れないほどの変更がありますが、今回注目するのは『フェアウェイ』です。

◆「フェアウェイ」という言葉はまだ100歳

ゴルフ用語の中で、ゴルフを始めた日に自然に覚えてしまう用語の一つがフェアウェイです。しかし、現在のゴルフ規則の中で、フェアウェイという文言はほぼ出てきません。ゴルフ用語の定義の中にも、フェアウェイという用語はないのです。 嘘みたいな話ですが、本当のことです。ちなみに、芝生を短く刈ったエリアという言葉でルール上はフェアウェイを説明しています。 来年の大改正で、フェアウェイは正式な用語としてゴルフ規則の中でも普通に使われることになっています。

どうして、フェアウェイがゴルフ用語としてちゃんと認められていなかったのか…… 理由は簡単です。フェアウェイは、芝刈り機が発明されて普及した約100年前に、急に一般化した用語だからなのです。

諸説あって、フェアウェイは、もっと以前から用語として使われていたという説もありますが、元々は船乗りが使っていた海運用語だったのです。海図などがまだない時代に、危険な暗礁がある海域では、船は一旦止まって、地元の水先案内人を雇って、安全な航路を教えてもらいながら進むのが決まりでした。現在の大型で、強固な船でも、暗礁に乗り上げて転覆したり、沈没したりしますので、昔の船ならひとたまりもありませんでした。 水先案内人が教えてくれる安全な航路のことを、フェアウェイと言っていたのです。

◆船乗りが広めたゴルフ用語

ゴルフの黎明期のゴルフコースは、例外なく、港町の周辺にあったことからからも、ゴルフが広まっていく背景に船乗りゴルファーの存在があったことは間違いがありません。フェアウェイが、ゴルフ用語になっていくのは自然ことだったのです。

フェアウェイを意識するたびに想います。それにしても、ゴルフは恋愛とよく似てる、と。

フェアウェイを知らずに危険な暗礁エリアに踏み込んで、多くの恋や愛が砕け散っていきました。それを反省して、フェアウェイを確認しすぎて、港に着くのが間に合わなかった愛もありますし、性格的な趣向で、何度も懲りずに、まっしぐらに港に向かって行って、奇跡的に通り抜けて成就した恋もあります。

◆夏ゴルフ、狙うはフェアウェイのみ

2018年夏。緑が濃くなっていくゴルフコースで、夏ゴルフに興じる女子ゴルファーに一言だけアドバイスをします。

夏ゴルフを充実させるコツは、フェアウェイを進むことを優先することです。 夏のラフは、女子ゴルファーの細腕には厳しすぎるのです。振り返って見れば、暗礁に触れて、沈没してしまう船のように、ラフに入ったボールに手こずって、ゴルフの調子を崩すことが夏ゴルフではよく起きます。 自らが水先案内人となって、時には刻んでもフェアウェイの真ん中を進んでいくゴルフを徹底してみましょう。いにしえの船乗りゴルファーの魂が手助けしてくれれば、夏ゴルフはいつもの何倍も楽しいものになること、間違いなしなのです。

篠原 嗣典
中1でコースデビュー、以来27歳まで競技ゴルフ一筋。 2000年メルマガGolfPlanet創刊。2012年GolfPlanetが電子書籍に。小説家としても活躍。 知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。
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