目指せ!寄せワン女子~ 2:クラブを知ればもうシャンクはこわくない!
2017/8/24
8万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持ち、様々なゴルフメディアで活躍している筒康博コーチが登場!
CURUCURU読者ゴルファーのためだけに、スコアアップ&上達のためのレシピを様々な角度から提案してくれます。
◆アイアン・ウェッジは、FW・UTとココが違う
今回は、寄せワンに使用するクラブであるアイアン・ウェッジについてお話しします。
実はこのクラブ、ユーティリティーやフェアウェイウッドとは異なる性格を持っているのです。
でも、ご安心ください。実はクラブとしての性格を「利用すること」が『寄せワン女子』に近づく大きな前進になるのです。
◆「シャンクがこわい!」の理由がわかった!
~ネックに当たる「シャンク」はヘッド構造の違いで起こる
ユーティリティーやフェアウェイウッドは、ヘッドの大きさ以上にどこに当たっても良いようにフェースが長く作られています。
一方、アイアンやウェッジは、ネックがフェースより前にあるため、シャフトに近い所で打つと「シャンク」と呼ばれる大きく右に飛んでしまうミスショットを招くことがあります。
つまり、あまりシャフトに近いヒール部分で当てようとしないことが重要です。それではナイスショットができない?そんなことはありませんよ。
◆アイアン・ウェッジの「芯」は狭い?広い?
アイアン・ウェッジのもう一つ特徴は「フェースがまっすぐ」だということです。(先ほどの写真を)もう一度ご覧ください。
フェアウェイウッド・ユーティリティーはフェース面が丸くなっているため先端部分のトゥに当たると右に逆に手前のヒール部分に当たると左に打ち出し方向がブレます。
一方、アイアン・ウェッジはフェースがまっすぐのため、特に先端部分に当たっても打ち出し方向が変わりません。
つまり、アイアン・ウェッジは「ネック以外ならドコに当たってもOK」なクラブなんです。クラブとしての違いがわかると、難しい寄せワンは易しくなります。
◆シャンクしづらいクラブ選び
クラブの違いと扱いかたが分かれば、『寄せワン女子』なら早速練習場に向かうかもしれません。でもちょっと待ってください。ネックに当たりづらい「クラブ選び」ができれば、たくさん練習しなくてもアイアン・ウェッジを使いこなせるようになります。
まとめると、『ネックに当たりづらい』ヘッドとは、
1:大き目ヘッドは構えたときの安心感はもちろん、ネックから離れた場所にスイートエリアが生まれやさしいクラブになります。
2:(「イーデルゴルフ」ウェッジのように)ネック部分が細いヘッドなら、ヒールに当たってもシャンクが出づらいです。
次回は、「ひっかけはなぜ起こる?」「どう直す?」です
- 筒康博
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ゴルフコーチ、クラブフィッター、クラフトマン、としてプロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。数々のゴルフメディアに登場し、ゴルファーの悩みに答えている。フィリピン・セブ島「ウッドランド」ゴルフ場アンバサダーやゴルフパートナー大学院の校長など、活動は多岐に渡っている。
■G-XXゴルフプロデュース
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