CURUCURUライター fumi
2023.11.20
こんにちは。ライターのFumi。です。
取引先の方たちを招いての接待ゴルフや上司に連れていってもらってラウンドする時、最低限のマナーや礼儀作法を身につけておく必要があります。
そこである疑問が・・・
カートの座席によって「上座」「下座」はあるのでしょうか?
基本的には「ゴルフカートに上座、下座はない!」というのが共通認識でカートの座り方に決まりなどはありません。ただし、年齢層が幅広く、さまざまな立場の人がいるゴルファーの中には、カート上でも上下関係を気にする方もいるので、接待ゴルフの場合には気を使う必要があります。
では、接待する側はどの席に座り、接待される側にはどこに座ってもらうのが良いのでしょうか?まず気をつけなければいけないのは、キャディー付きかセルフプレーかで上座・下座の位置関係は変わってきます。
【キャディー付き】
キャディーさんがカートを運転してくれるので、後席に3人が座ることになります。この場合、真ん中の席が窮屈な位置になるので「末席」となります。
つまり、一番若い方が真ん中の席に座るのがマナー。
そして、上司や取引先の方が座る場所は一番広い助手席になるのです。
【セルフプレー】
セルフプレーの場合には自動車同様に運転席が「末席」となり、一番若い方が運転し、前列が下座、後列が上座ととらえることが多いようです。
運転においては一番若い方がカートを運転するのは、ホール間の移動やティーショットからセカンドショットまでの間だけで問題ありません。セカンドショットからはそれぞれの場所に移動するので、必要な方が動かします。そして、先にグリーンに乗せた方がカートを運転します。これは「スロープレーを防止する上での基本」となります。
つまりセカンドショット以降はゴルフがうまい方が運転することが多くなります。目上の方に運転を任せるのは申し訳ない気持ちになりますが、ホールアウト後に「カートの運転ありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えれば、先方も悪い気はしないでしょう。
また、カートには自走式の他にリモコン付きの電磁誘導式のタイプもあります。このタイプのカートは無人でも操作が可能ですが、この場合は誰がリモコンを持つべきなのでしょうか?
これに関しては、リモコン操作は面倒なものなので若い方が持つべき、という体育会的な考え方がありますが、進行のスムーズさを考えれば1番うまい方が持つほうがいいのかもしれませんね。ただし大前提として、接待ゴルフの場合、取引先にリモコンを持たせるわけにはいかないので、通常は接待する側が持つことになります。
以上から接待する側の中で、取引先の方のタイミングに合わせてカートを動かしたり止めたりすることができる程度にプレーに余裕がある方が適任といえそうです。自分のプレーに余裕がなく、気づくとカートがずいぶん先まで行っていたり、ずいぶん後ろに取り残されていたり……とならないように気をつけましょう。
今後のお仕事にも影響しかねない接待ゴルフ。色々と心配りも大切ですね。いざという時の為、普段から気に掛けるようにするといいかもしれませんね。