CURUCURUライター MEGUMIRAI
2022.12.19
こんにちは、CURUCURUライターのMEGUMIRAIです。
寒くなってきましたがゴルフしていますか?
一生懸命練習して、ある程度のショットは打てるようになってきて、グリーンに近づいてパーかボギーであがれるかも?!と思っているのに、そこからトップやザックリでミスしてしまい、ダボやトリプルになってしまうあなた!
初心者に限らず、グリーン近くから打つアプローチに苦手意識を持つゴルファーは少なくありません。アプローチは振り幅が小さく、距離を合わせるために思い切り振れないため、ミスが出やすいショットだからです。
そんな短いグリーン回りのアプローチが苦手なゴルフ女子のために、「チッパー」の利用をおすすめします。
「チッパー」というのは、短いアプローチを行うために設計された専用のクラブです。形状は、アイアンとパターの中間くらいのヘッドとなっています。
短いアプローチをするのに、パターと同じような構え・振り方で簡単に球が浮かせられるし、距離感もパターと同じくらいなので、とても簡単に打てるクラブです。
「チッパー」が一般的な呼び方ですが、ロフト角によって異なる呼び方をするメーカーもあります。
チッパー(Chipper) 35度
ジガー(Jigger) 45度
ロバー(Robber) 55度
35度はアイアンでは8番アイアンくらいです。 このくらいのロフトであればランニングアプローチをするのに適しています。
よく、「転がしのアプローチは8番アイアンが良い」というベテランの人がいるので、チッパーのロフト角が35度くらいというのは納得です。
45度はピッチングウェッジくらいなのでピッチエンドラン、55度はサンドウェッジと同じくらいなので、球を高めに上げるピッチショットをするのにちょうど良いです。
チッパーでの最大飛距離は、大体30-40ヤードくらいが一般的です。グリーン周りから使うクラブということですね。
ゴルフのスコアメイクは、ナイスショットを打つことではなく、100ヤード以内、50ヤード以内、30ヤード以内のショットをいかに上手く打つかにかかっています。
30ヤード以内は特に重要!グリーン周りは、深いラフやバンカー、砲台グリーンのような傾斜、真冬で芝が枯れるとベアグラウンド(土の地面)など、難しく失敗すると大きなミスが出やすい状況となっています。
こういう場所でも無難にグリーンに乗せることができるよう、アプローチが苦手な人だけでなく、ゴルフ経験がまだ浅くて腕に自信がない人も含めて、グリーン周りのミスをなんとかして減らすことができる救世主のクラブなのです!
チッパーが簡単に打てる理由は、「ソール幅」というクラブヘッドの下側がかなり広くて滑るので、なんとなく合わせればボールにコンタクトできる、大きなミスにならない、振り幅が小さいのでミートしやすいしストレートな軌道でパター感覚で打ちやすいというところです。
チッパーは転がしのアプローチをするのが基本ですが、慣れてくると難しい場面でも利用できます。
例えば、こんな場面は難しい、どう打てば良いのか分からないのではないでしょうか?
バンカー超えの球を上げたいアプローチは、ちゃんと上がるか心配
ピンがグリーンの奥にあるアプローチだけど、転がしが苦手
ピンがグリーン手前にあるアプローチは球を上から落とさないとダメ?
グリーン横からのアプローチはトップし易い気がする!
グリーンオーバーしてしまった時など左足下がりの斜面からのアプローチはそもそも打てない!
などなど。。。
こんな場面で自信を持って落ち着いて打つことができ、しっかりグリーンオンさせられるのがチッパーなのです!
しかし、「ゴルファーあるある」ですが、チッパーにはネガティブな意見や、否定的な意見を持っている人も一定数います。
意見①「チッパーは邪道!」
「チッパーなんて簡単なクラブに頼らず、ウェッジで上手く打てるように練習するべき!」という意見があります。
しかし、やさしいクラブを使って効率的にスコアメイクをするほうが、ゴルファーとして合理的、賢いのではないでしょうか?
意見②「チッパーはカッコ悪い」?
チッパーはシニアが使う、ゴルフが上手くなれない・上手くなるのを諦めたひとが使う、のようなイメージがあるという人がいます。
しかしプロゴルファーでも少ないですが使う人はいますし、ゴルフが超上手なシングルプレーヤーでもチッパーを入れている人はたくさんいます。
「チッパーを使うことをカッコ悪いと見栄を張って、グリーン周りからのスコアメイクがいつまでたっても上手くいかない人」のほうがカッコ悪いかもしれませんね!
意見③「チッパーはずるい」?
チッパーを使って楽をして良いスコアを出している、という意見です。
しかしチッパーは、ルール適合モデルであれば公式競技でもちゃんと利用が認められているクラブ。ズルくもなんともありません!
「チッパーは恥ずかしい、カッコ悪い」というプライド・見栄が、ゴルフのスコアメイクを妨げているかもしれませんね。
ここまで、本日は冬こそ活躍するチッパーについてご紹介してきました。
グリーン回りのアプローチでお悩みの方はぜひぜひチッパーを試してみてくださいね。ゴルフショップのパターと同じコーナーに置いてありますよ。
これから寒いと飛ばないしゴルフの回数を減らそうかなと思っているそこのあなた、芝が枯れてラフが易しくなる季節のゴルフも楽しいです。
皆さまのゴルフライフがますます楽しくなることを願っております。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。